店/「作家カフェバー」案内
「作家カフェバー案内(久留米市六ツ門町10-38)」
(2005年撮影、35歳、33歳。上写真、転載等不許可 (c) Osamu Kamitanigawa 上谷川理)
(2023.10.26撮影。上写真、転載等不許可 (c) Osamu Kamitanigawa 上谷川理)
(2024.8.11近所の夏祭りにて。奥さん撮影。上写真、転載等不許可 (c) Osamu Kamitanigawa 上谷川理)
「作家カフェバー、今後40年間の主要3方針」
1、今後も、コーヒー、ウイスキー、ビール等を楽しめる素敵な店にします
2、英語・創作・投資が好きなマスターに全面的に店を任せます
3、英語作家等の作品を展示
以上を、2018年10月~2058年3月の間、守ります
2018年10月10日、オーナー記(オーナーは時々お客として店に)
「開業までのエピソード等」(旧HPより)
塾が一段落した2000年過ぎ頃(30歳頃)から、奥さんと
「シェイクスピア・カフェバー」という店を開きたいね、と話していました。
英文学の本を展示して、自分達がコーヒーを飲める店を、です。
あと、奥さんの絵も展示できる店。
けれども、塾でも何でも、小さな店を開業する際は、
良い条件の不動産を手に入れないと、何も始まりません。
そこで、神様がプレゼントを下さいました。
2015年3月、売主さんの好意で、とても良い条件で店舗物件を手に入れることができました。
名前を「作家カフェバー」として開業。
(ネット上や市内の街案内看板等で作家バーという表記もチラホラ見られますが、
正式な名前は、最初から「作家カフェバー」(役所登録名)です。
でも、作家バーという方が呼びやすいんでしょうね、たぶん)
2019年春で、5年目に入ります。
夜中は、主宰者が音楽を聴いてリラックスする場所として使用。
(18~20歳の頃の友人達は皆微笑むでしょうが、
いまだにバドを飲みながら泉谷(「春夏秋冬」、1988年)を
聴き続けています。僕はこの31年間、全く変化なし)。
人生にはそういう場所が必要なのかもしれません。
僕の寿命が続く限り、店も続きます。
「カフェバー経営で一番大切な財産=顧客名簿」(旧HPより)
…さて、今日は飲食店経営で一番の財産は「顧客名簿」だという話をします。
短くまとめます。
*
飲食店によっては、お客さんの名簿を作らないところもあると思いますが、作家カフェバーの場合、最初に来店されたお客さんの分から名簿作りを始めました。
僕は、時間をかけてコツコツと仕事を積み上げ、それを先々への武器とし、また財産にもしていくようなやり方が好きです。
~30年かけてコツコツと書き、ストックしている原稿作品。また、~30年コツコツと教え続け、生徒が合格するたびに書いてもらっている合格体験記。
いずれも自分の先々への仕事と人生の武器であり、財産でもあります。
作家カフェバーもそのスタイルでやろうと思いました。
店の名簿作りというのは、とても手間がかかります。また、始めて間もない頃でも、店と店主に信用が必要。
来店された方々に店の「案内葉書」の話をして、本名と住所を書いてもらうのは、ただ店にふらっと来て、そのまま帰ってもらうより、50倍も100倍も大変です。
それでも、それだけの時間とエネルギーを費やすだけの価値はあり過ぎるほどあります。
その後、名簿に登録して頂いたお客さんには、来店される度に、出来る限りお礼の葉書を出すようにしてきました。
現在、作家カフェバーには、いつでも葉書でアクセスできるお客さんが100名以上います。
メールやSNSだと、皆さん本名でなかったり、アドレスを頻繁に変更したり、削除したりということがあるようで、お礼や案内のメッセージを数年、あるいは数十年にわたって出し続けるのは難しいと思います。
でも、顧客名簿があるとそれが可能です。
そして、本当に有難いと思うのは、一度名簿に登録して頂くと、お礼の葉書や毎回季節の挨拶を送り続けているお客さんから、住所が変わると、それを通知してもらえることです。
「お礼や案内の葉書を読んでいます。住所が変わったので、今度はこちらにお願いします」と。
飲食店業界というのは、どこか「人情味」を大切にするところです。
またお客さんとしては、自分の居場所となるような店を求めているのだと思います。
これは、世代や性別や時代の移り変わりに関わらず、人が心の底から求めているものだと確信しています。
顧客名簿があれば、その気持ちに応えられます。
顧客名簿がある限り、店は永続します。仮に店舗を移転しても、お客さんとすぐに連絡をとれるからです。
店舗物件も含め、内装品や食器などはすぐに買えますが、「顧客名簿」だけは買えません。
それは自ら、時間とエネルギーを費やして、コツコツと作り上げていくものです。
作家カフェバーは、ふらりと店に来て楽しんで頂いて、そのまま帰ってもらってももちろん結構です。
それでも、マスターに名前と葉書の郵送先を伝えて頂けるなら、毎回お礼の葉書と季節の挨拶のお葉書をずっとプレゼントできます。
その特典は、ほぼ永遠に続きます(多分、40年近く!)。
ぜひ、その特典を享受されてください!