本/7年ぶりの新作β版

主宰者所有のカフェバーにて、7年ぶりの新作β版を展示中(正式版は2019~2020年中)。

 

2012年3月の『イギリス文学史』から約7年。

 

『イギリス文学史』にはちょうど7年(2005年4月~2012年3月)の時間が必要でしたが

 

今回もやはりそれだけの時間がかかりました。

 

毎日昼間の最良の3時間を充て(土日も関係なし。それを許してくれる家族に感謝!)

 

7年間、この作品にのみ集中したといっても過言でないくらい

 

時間とエネルギーを投入(2500枚を超えました)。

 

今、「ほっと」一息ついています。

 

 

次もまた7年間コツコツ、になるかな。

 

長い作品には、とにかく時間(年数)が必要。

 

我が人生で、まとまった量の作品をあと5、6冊は書けると思います。

 

これまでの人生を振り返ってみると、ちょうど7年周期で

 

(あくまで自分なりにですが)、

 

人生の(精神的な)成果を得てきました。7、14、21、28、35、42、49歳時に、です

 

(ちなみに、21歳、28歳、35歳では、トータルで、日本語長編3作品、英語小説幾篇かを上梓)。

 

 

ポン、ポン、ポン、と更なる7年をあと何回かとんだら、我が人生は終了。

 

その間、まとまったものもう幾つか書き残せれば、それで満足。

 

「良い人生だった」と笑顔で天国に行きます。

 

 

とにかく、毎回の7年なんて、あっという間。

 

文献を読み、メモを取りつつ

 

ふと周囲を見回したら、すでに7年経過。

 

「光陰矢の如し」。

 

 

(2018年冬記)

 

 

 

   *

 

 

 

「2019年10月、追記」

 

一人の塾生が、寝る時に使う枕ほどの厚さのβ版を見て、

 

「こんなにすごい量をどうして書くんですか?」と訊いてきましたが、

 

「これだけの量を書かないと、どうしても提示できない世界があるんだよ」と答えました。

 

250枚で書けるのは、それだけの世界。1000枚でも、それだけ。

 

抽象化、一般化を目指す、例えば、哲学的なものと違い、

 

歴史ものは、多くの細かなエピソードを織り込んだ叙述となるので、

 

どうしても分量が必要。

 

最初から枚数を考えて書いたのではなく、

 

そこで描く世界を可能な限り奥行きがあり、豊かなものにしようとしたら

 

2500枚になったということです。

 

ジャンルは違いますが、長編小説のトルストイ作『戦争と平和」は

 

歴史をテーマとしているだけに、どうしても4500枚(邦訳枚数)は必要だったのです。

 

あの作品を、100枚、200枚のあらすじで読まされても、面白くもなんともない。

 

数百人の登場人物と、彼らが演じる多数のエピソードが細部まで生き生きと描写されているからこそ

 

あの大作は、世界一の作品なのです。

 

自らの作品の説明の際に、トルストイの大作を持ち出すのは大いに気が引けますが

 

でも、簡単に言えばそういうことです。