「9(マラソン芸能人)」
「好きな芸能人について」
7月30日。
今日も素晴らしい天気!
ここのところ、毎日洗濯のしがいがあります。
服だけでなく、店・塾で使っている物から、自宅のカーテン、ジョギングシューズ等々、まだほとんど汚れていないものまで、この天気の良さを見て、ついゴシゴシと洗ってしまいます。
そして太陽の光を浴びて、カラカラに乾いた洗濯ものの香ばしさ!
僕はこの香りが好きです。
いつか書くこともあると思いますが、僕達は、ただそれを意識しないだけで、人類史(あるいは生物史、いや太陽系生成史)の最初から、太陽の恩恵を大いに受けています。
僕達の生活は、太陽と共にあるといってもいい。
さて、先に2回、真面目な人生論について述べたので、今日は気軽なテーマでいきます。
「好きな芸能人について」です。
4、5枚でまとめてみます。
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最近はあまり訊かれなくなりましたが、以前はよく「先生の好きな芸能人は誰ですか」と訊かれたものです。
その時僕は、決まって「上岡龍太郎」と答えていました。次に「寛平ちゃん」(学生時代から、このように答えていました。友人達はよく知っているでしょう)。
若い人の中には知らない人もいると思うので、説明すると、この二人は関西芸人です。僕より20歳位上の人達です。
そもそも僕は芸能人に興味を持つ方ではないのですが、20歳の頃から、この2人だけは好きでした。
理由は簡単です。2人の名前を聞いて、ピンとくる人はいると思います。そう、2人は「マラソン」をしているのです。
20歳の頃、海外のマラソン大会に参加した時、スタートの時、すぐそばに上岡さんがいました。
以前から上岡さんのことは知っていたのですが、この偶然の巡り合わせで、上岡さんのことが特に好きになりました。
寛平ちゃんは、上岡さん以上に、マラソンに熱心に取り組んでいる人です。フルマラソン以上の長距離を走るウルトラマラソンのような大会にも出場しています。
この二人のことを、好きであると同時に、尊敬しています。
フルマラソンを走ったことのある人ならばよく分かると思いますが、それを完走したり、それに出場し続けたりするには、地道な努力が要るものです。
二人を見ていると、そのコツコツ感が雰囲気としてよく出ているのが分かります。
もしかしたら、マラソンをやったことのない人には分からないのかもしれませんが、同好の士には、よく分かるものです。
この話を書いていて思い出しました。
以前に読んだエッセイの中で、次のような一節がありました。
金融機関に勤める人達には、その分野により独特のドレスコード、慣習があると。
普通の人が見たら皆スーツ姿でも、その業界にいる人達から見れば、この人は「銀行」、この人は「証券」等の違いが瞬時に分かるそうです。
それは服や着こなしだけでなく、その人の表情やしぐさ等が、その分野独特の雰囲気を醸し出すからでしょう。
そういえば、僕自身、家庭教師を始め、25歳で塾を始めてからは、同じく「塾」を仕事としている人は、すぐに雰囲気で分かるようになりました。
そして、ある程度の年齢になってからは、個人投資家に類する人達についても、すぐに分かるようになっています。
芸能人の話に戻れば、マラソンをしている人というのも、そのような感覚でほぼ分かるということです。コツコツタイプで、堅実、粘り強さが表情や仕草ににじみ出ている等々。
さて、芸能人から始まった話がここで人生論的な色彩を帯びてきました。
今日はこれで終わりにします。
それにしても、天気が良い!
2019年7月30日午後5時