「人の評価=その人の将来の期待値」

「人の評価=その人の将来の期待値」

 

 512日、火曜日。薄曇り。

 今、洗濯を終えたところです。

 株価が上がっているようですね。

 世界経済は冷静さを取り戻しつつあるようです。

 今日はその株価に関連して、「人の将来の期待値」という話をしたいと思います。

 34枚でまとめます。

 これも常々、塾生に話していることです。

 

 その際、「株価」の話からしています。

「株価」というのは、半分以上は「その会社の将来の期待値」から形成されます。

 よく経済雑誌などに、会社の資産や利益から「理論株価」を計算できるなどと書かれてありますが、あの理論の半分は間違いです。

「株価」は将来への期待値から形成され、その「期待値」は決して数字で測れず、それこそ周囲の人々がその会社に抱く「いつか大化けするのではないか」という気持ちで成り立っています。そのような気持ちは、決して数字では測れません。

 人の「株価」=「評価」も、その通り。

 その人の「株価」は、3分の1は過去の実績や今の仕事の状況で成り立ちますが、3分の2は、その人の将来への「期待値」から形成されます。

 つまり、会社の「株価」と同様、この人は「いつか大化けするのではないか」という周囲の気持ちから大部分が成り立っているということです。

 僕は人を見るとき、常々そのような見方をします。

 年齢が18歳であれ、40歳であれ、80歳であれ、その人の能力・将来に十分に伸びしろがあり、「先々良い仕事をするのではないか」と思えれば、非常に高い「株価」を付けます。 

 一つ例を挙げると、九州在住ある文筆家の方がいます。現在90歳の方です。

 以前は予備校の先生をされていて、ある程度の方であれば誰でも知っています。

 この方は、80歳になっても、90歳になっても、「株価」が非常に高い。常に、前作を超えるような作品を書き続けられているからです。

 僕のロールモデルの一人だと思っている方です。

 このように、「この先、さらに良い仕事をするのでは」と周囲に思わせる人は、90歳になろうとも、「高株価」=「高評価」が続きます。

 大学1年時の仮面浪人中、現代文を習っていた時、この先生は僕達に向かって、「ずっと勉強を続けるんだよ」と大真面目な顔で言われました。

 その言葉を決して忘れません。 

 ・・・というような話をして、今、自分の塾の塾生にも、「勉強を続けるんだよ」と大真面目に言っています。

 人生の最後の最後まで、自分の「高株価」を維持できるように、コツコツと勉強を続けることが、周囲から期待され、尊敬される秘訣です。

 そのためには、20年後、30年後を見据え、種蒔き、日々の水やり、手入れとして喩えられるような、自分の能力への投資や研鑽が必要となります。

 それから、刈り取りの時期も、綿密にプランする必要があります。

 具体的には、世界中からコツコツと文献を集め、読み、書入れをし、メモを作っていくという作業を、分野ごとに並行して続けていくということです。

 そのやり方は、2千年来、変わっていません。先人達のやり方に倣っています。

 全ては、自分の将来の楽しみと評価への準備です。

 コツコツと勉強を続けている人が、30歳、40歳の若さで亡くなると、周囲の人達に「この人がもっと長生きしていれば、さらに良い仕事を残せただろうに」と思わせるものです。

 自分がこの世を去る時、それが寿命年齢であっても、人々に同様の思いを抱いてもらえれば、最高の人生だと思います。

 

 2020512日、火曜日メモ