「産業構造転換の良い機会と捉えて――コロナショック」

「産業構造転換の良い機会と捉えて――コロナショック」

 

 4月5日、日曜日。

 先にも話しましたが、今、コロナショックが世間の話題となっています。

 このショックの困る点ばかり挙げても他のニュース番組等と何ら変わらないので、ここではこのショックは実は産業構造転換の良い機会となり、社会をより自由かつ便利な方向へとさらに加速させていくチャンスになるという話をしてみます。

 これも長くなると読みにくいだろうから、要点だけを短く5、6枚でまとめてみます。

 

 いつの時代にも、もう「独立採算的」には難しくなっている古い業種・業態というものがあります。映画やライブ動画を家でタダ同然で観賞できる今の時代、「名画座」「ライブハウス」等はその手の業種です。

 また自宅にいながらスマホやタブレットであたかも隣にいるように、遠方の友達たちとチャットを楽しみながら飲める時代には、個性の乏しい普通の居酒屋等などもその業種に入ります。

(上2つの業界中でも、例外的な店というのはあると思いますが、一般論を語る時は、例外については語る必要がないというルールに従います。またそれらの業界で、自ら「持ち出し」を気にせずに趣味的に続けるのはいくらでも「あり」だと思います)。

 今回のコロナショックで、良い意味で「もう無駄なこと・非効率なことはよそうよ」という社会的雰囲気になっているので、学校や役所や法曹部門や警備部門等、これまで非効率の代名詞だったような社会部門の多くも、皆の合意の下で、より効率的な方向へと変わっていくことが期待されます。

 教育は、小・中・高・大いずれでも、成績中位以上の人達はネットにつながったタブレットまたはノートパソコンさえあれば自分で勉強できます。学校の今の規模・機能の大半は不要。社会に出れば、そのデバイスを利用して毎日自分の知識や技術をアップデートしていく必要があります。そのことからも、とにかくデバイスを用いて自分で学ぶという姿勢を身に付けることが最も重要。

 役所も同じ。書類仕事はほとんどがブロックチェーン技術で正確かつスムーズに行える時代になっているので、そういう仕事に携わっている人達ももうほとんどが不要になるでしょう。

 法曹部門も、ブロックチェーン技術とAIの活用で大半の仕事を自動化できます。法律解釈等は人がやるより機械にやってもらった方が、(年配の人の時代錯誤の)主観が入らない分、若い人はそれを信用できると思います。それが時代の流れです。

 警備部門も、もう既に「ライフログ」として実行している人も多いと思いますが、自宅・職場・自分全てにカメラ・マイク等の超小型センサーを付けておけば、24時間録画・録音できます。それで、もしもの時でも、ただそれを再生するだけであらゆる対応・処理が可能。

 以上のような、正確性、公平性、効率性を優先する社会的な流れの中で、今後先細りしていく業界に現在従事している人達は、これからは新たな知識や技術を身に付け、その業界の新しいやり方に対応し、その中でごく少数の精鋭メンバーとして生き残っていくか、あるいは他業種に移るしかないでしょう。その際は、新たな勉強による新技術獲得のチャンス、あるいは心機一転のチャンスだと捉えるといいと思います。

 しかし以上のように、「今後必要がなくなる業種・業態」ばかりではありません。

 これからさらに伸びていく業界はもちろんあります。先ずは今実際に急成長している「宅配」「自動(書類作成・運転・・・等々)のシステム作りと運用」の業界、そしてこれまでにもう十分に成長しているけれども、これからもさらにその流れが加速していく「(顧客の行動予測の)データ分析」と「ネットコンテンツ作成」の業界です。

 それから、僕は自分がその真ん中にいるのでよく分かるのですが、上の飲食業界や教育業界でも、規模を追わない全くの個人営業の店や、寺子屋タイプの塾は依然として強いと思います。それらは社会の流れとは関係なく、店主・主宰者の個性・学力という、時代とは無関係の要素で営業されているからです。

(それを、全世界がフリーランス的に働く人達のゆるやかなネットワークにより動かされ始めているという観点から、逆に、そのやり方が時代の流れに合致していると論じることも可能ですが、今日はやめます。長くなるから)。

 小さな店や寺子屋は300年前からありましたから、300年後にもあるでしょう。もちろんそのやり方の細部は変化していくでしょうけれども。店や教室は、自己所有や自宅兼のような感じでやればさらに永続します。

 

 以上が、僕の意見。

 この文章をぜひ、これから38年後に読んでみたいです(僕はその歳まで生きるつもりです)。

 結構当たっているのではないかと確信しています。

 

 2020年4月5日